

情報誌やサイトでいろんな会場をチェック。
お料理に定評のある会場を探した中、気になった会場の1つに「シェ松尾 青山サロン」がありました。
重厚なアンティークが並ぶ空間にはダイニングやステージとバーが併設されたピアノラウンジ、少人数の会食で利用できる個室を完備。
1898年製スタインウェイ・アートピアノの演奏を聴きながらの食事やバーでお酒を楽しむこともできる。
やっぱりお料理が気になるよねということで、デートを兼ねて試食会付きのフェアに行くことにしました。
入り口から高級感が漂ってて、2頭のヒョウがお出迎え!
この日案内をしてくれたのはプランナーの鈴木さん。何でも気兼ねなく話せる方で安心でした。


「正餐スタイル」という正統派フレンチの正式なパーティースタイルなんだそうで、丸テーブルだと高砂に背を向けるお席が何席か出るものなんだけど、正餐スタイルだとそれがなくて、丸テーブルよりも話せる人数が多いのがオススメだとのこと。実際座ってみて納得!
「ゲストの方はもとより、新郎・新婦様もゲストと一緒にお祝いのお料理を楽しんで頂き、後半に皆様がゆっくり過ごせる時間と場所を別に設けることで、お料理を楽しむことも、会話も、お写真も、すべてがしっかり楽しめるんですよ。」と鈴木さん。


お料理は文句なしだし、ドレスのラインナップもお花のセンスも良かったし、お値段的にも予算内だったので、シェ松尾 青山サロンで結婚式をすることになりました!
今でもよく覚えている当日の朝の緊張感。
彼の緊張は私よりも凄まじく、移動中も口数少なめ。
会場に到着するとプランナーの鈴木さんが待っていてくれました。
「今日はめいっぱい、楽しみましょうね!」
少し緊張が解けた瞬間でした。
ブライズルームでお支度してだんだんと花嫁になっていく自分。
子供の頃の事、彼との出会いの事、いろんなことを思い返す私の胸の内には、両親や兄弟、大切な友達への感謝の想いに溢れていました。
タキシードを纏った彼とロケーション撮影へ。
普段見慣れた青山の街並みの中でウェディングドレスを着ている自分がとても不思議な感じだったけど、清々しくて気持ちのよい撮影となりました。
わたしたちが撮影している頃、続々とゲストが到着。
ゲストは私たちの写真やお花屋さんと打ち合わせをして決めたお花のアレンジを飾ったメモリアルテーブルを見ながら楽しそうに挙式までの時間を過ごしていたそう。

大切な家族や親族、友人に囲まれての挙式は小さい頃からの憧れでした。
ちょっとぎこちなかったけど、ただただ前を向いて私をエスコートしてくれた父。
涙がこらえきれなかった母。
感謝と感動の想いでいっぱいになったその時の様子を思い出すと、今でも胸が熱くなります。
「神聖で荘厳な挙式というよりは、ゲストとの距離が近くて、祝福に溢れていて、家族みんなで祝うあったかい素敵な挙式ができますよ」とフェアの時に教えてくれた、まさにそんな挙式となりました。
お食事とパーティー・歓談を2部に分けて進行するのがシェ松尾のウェディングスタイル。
ゲストの反応が楽しみなパーティースタイルでしたが、想像以上によかった!私たち二人がめまぐるしく動き回ることもなかったし、ゲストのみんなも美味しいお料理をゆっくり楽しめて。もちろん私たちもお料理を堪能。本当に美味しかった!ゲストの方々も口々に「美味しいね!」って言ってくれて。
ココを選んで本当に良かったなって心からそう思いました。
お食事を楽しんだあとデザート・チーズビュッフェ会場に移動して、パーティー後半がスタート。
デザート・チーズビュッフェを楽しみながら、親族や友達のもとへ。ゲストの方ひとりひとりとゆっくり話すことができて、みんなに感謝の気持ちを伝えることができました。
とても和やかで、祝福に満ちた空間がとても心地よかったんです。レストランウェディングの良さはきっとこういうところにあるのでしょうね。
ゲストをお見送りして、会はお開き。
「いつでもいらしてくださいね。ココはおふたりのシェ(=家)ですから。」
私たちふたりをシェ松尾のスタッフの皆さんが送り出してくれました。
美味しいお料理をという想いから選んだシェ松尾。
このレストランは私たちにとってかけがえのない想い出の場所となりました。