The History of CHEZ MATSUO
ひとつの私邸との出会いシェ松尾の始まりでした

渋谷区松濤、都心の喧噪を離れた住宅街に
橙色の瓦屋根や蔦が絡まる一軒家がありました。
そこは大正時代にイギリスの建築家が建てた私邸であり、
静かで木々の緑が美しく、そよ風が心地よい場所でした。
ヨーロッパ各地で修行を重ねてきたオーナーシェフ松尾幸造が
探し求めていた隠れ家のような空間だったのです。

1980年9月 シェ松尾OPEN ─

運命の出会いから数十年。仏語で「家」を意味するシェ〈Chez〉と
オーナーの名をひとつにした東京初の一軒家レストランは、
日本に本格的なフレンチを広くお伝えし、
今も皇族や各界のゲストから“我が家”として愛されています。